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花粉症治療

花粉症とは

アレルギー性鼻炎の中でも、特に植物の花粉が原因となって発症するものをいいます。 特にスギ・ヒノキの花粉が有名ですが、アレルギーを引き起こす植物はスギ・ヒノキ以外にもたくさんあります。

花粉症の原因となる植物

花粉症(アレルギー性鼻炎)を引き起こす植物は、日本国内だけでも60種類近いといわれていますが、代表的なものは以下の植物です。

スギ科 スギ
ヒノキ科 ヒノキ
カバノキ科 シラカンバ、ハンノキ
ブナ科 クリ、コナラ
イネ科 カモガヤ、スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、ススキ、オオアワガエリ
キク科 ヨモギ、ブタクサ、セイタカアキノキリンソウ(セイタカアワダチソウ)
その他 オオバコ、ギシギシ、カナムグラ、ウメなど

※花粉の飛散時期は地域によって変わりますが、一般的には1月~5月にスギ・ヒノキ、5月~8月にイネ科の植物、8月~11月頃にはキク科の植物の花粉が飛散します。

豆知識:杉の花粉症なのに、都会で流行するのはどうしてですか?

理由1. 杉の花粉は50~60km飛ぶと言われています。高尾山の杉が新宿まで飛んで行くのと同じです。
理由2. 田舎は地面が土な為、土の中に花粉は吸収されます。都会はアスファルトの為、雨が降らない限り、排水溝に流れ込まず、地面に残ります。さらに悪いことに、風が強かったり車が通過したりした時、花粉は舞い上がります。
理由3. 花粉症は杉の花粉だけの影響ではなく、車の排気ガスや大気汚染との関連も指摘されています。

花粉症の治療

花粉症を含めたアレルギー性鼻炎の治療は、薬物療法と生活指導を中心におこないますが、サザンクリニック耳鼻咽喉科では、レーザー治療も実施しています。

薬物療法

抗ヒスタミン薬などの薬物を使ってアレルギー反応を抑えたり、鼻づまりなどの症状を改善する治療です。

生活指導

花粉やダニなど、アレルギーの原因(アレルゲン)となるものを避けることと、健康管理などアレルギーが起こりにくくするための生活指導です。

レーザー治療(保険適用)

鼻の中の粘膜にレーザー光を照射し、粘膜の腫れなどを改善する治療法です。 鼻づまりがひどい方、妊婦さんなど薬が服用できない方、薬の副作用が強くて服用を避けたい方におすめです。

アレルギー検査

花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は、特定のアレルゲン(アレルギーの原因となる抗原。花粉症であれば、特定の植物の花粉)によって引き起こされます。 アレルギーの原因が特定することで、アレルギーを起こりにくくすることができる場合があります。自己判断せずに、一度耳鼻咽喉科で検査を受けられることをおすすめします。

アレルギー検査では、問診、鼻腔検査、鼻水の検査などをおこなって、アレルゲンの特定をします。 ただし、非常に多くのアレルゲンが存在しますので、全てを特定することはできません。代表的なものに限られる場合がありますが、ご了承ください。

花粉症対策

外出時には、マスクや帽子を着用

花粉の吸引を最小限に抑えるためのマスクや、髪に花粉をつきにくくするための帽子を身に着けて外出しましょう。 フリースなどの花粉がつきやすい素材の服は避け、家に入る前に体の花粉をよく払うことも効果的です。

洗濯物は家の中に干す

花粉が多い日は、洗濯物を屋外に干すのを避けましょう。外に干した洗濯物は、花粉をよく払ってから取り込みましょう。

こまめな掃除と空気清浄機の活用

どんなに気をつけても、家の中の花粉をゼロにすることはできません。こまめに掃除機をかけ、家の中に花粉がたまらないように注意しましょう。 また、ほこり・ダニ・花粉の除去が可能な空気清浄機を使用することも効果的です。

バランスの良い食事を摂り、よく眠る

花粉症は、アレルギー症状です。ストレスがたまっていたり、体が疲れていたりすると、アレルギーが出やすくなります。 栄養のある食事を摂り、睡眠をしっかり取って体を十分に休め、健康な状態を保つことが大切です。

豆知識:花粉症の時期に、夜中に目がさめやすくなるのはどうしてですか?

鼻閉は、午前4~5時頃が最も強くなると言われています。横になることにより、心臓と鼻は同じ高さになり、心臓の血液がより多く鼻に流入することや、体液が鼻へ移動して、鼻のうっ血を増加させることが原因と言われています。 人間は、基本的には口を閉じて鼻で呼吸して寝ています。花がつまるといびきをかいたり、眼がさめやすくなります。
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